掲載雑誌:ヤングキングBULLで公開中、原作:渡邊ダイスケ先生、作画:永田諒先生の漫画『園田の歌』2巻のあらすじとネタバレ感想記事になります。
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『園田の歌』2巻|二首村の風習を取材する園田くんと騙された近野さん
今回は変わった風習がある二首村という村が舞台となって、園田君と近野さんが色々する。
なんか園田君と言えば残虐で無慈悲な感じがするけど、今回の場合はそこまでのものは無かったりするけど、とてもいい感じに園田君感が描かれている。
園田君って外道の歌で初めて出てきた時はただの快楽殺人鬼だと思ってたけど、ただ純粋に好奇心に勝てないから...というのも見ていて不快な感じにあまりならない。
それこそ、外道の歌では残虐な場面も結構あるけど、あの本編のような欲にまみれた感じはあまりなく、ただただ、純粋にリアルにあるものを見たい...生き、死に、に触れたいという欲求だけが描かれている気がする。
と言っても、こんな好奇心殺人鬼が近くにいたらマジ嫌だけどね。だって、好奇心で殺されるなんて、もう防ぎようがないんだもん。
で、物語はバスも通っていない限界集落の小さな村でいろいろ起こるというもの。
その村ではある変わった風習があったのだった。その風習というのはある条件がそろうと村に祭られている神様の生贄にする...というもの。
園田君は好奇心旺盛だから、なんかちょっと聞いただけでも危険度マックスなのに、普通に一人でその村を探して見つけるのであった。
そして、村を探索していると、いろいろと真実が浮かび上がってくるのである。
顔にスケキヨみたいなマスクを付けた一条という老人。
村でたったの13人しかいない若者と言われる村人たち。
その親世代である村人。
そして、園田君と後で男色祭りがあるから...という嘘につられてやってくる近野さん。
ちなみに、近野さんはBLなどの男と男のくんずほぐれつが好きな変わった少女です...ちなみに、近野さんも殺人鬼。おもに毒物での殺人を得意としている。
っていうか、近野さんのキャラが結構面白くて好きなんだが(笑)
僕的にはBL系には全く興味がないけど、この殺人鬼なのにBL系が好きというのが何とも言えない感じで、今後の展開でもしかしたら近野さんは死んでしまうのかもしれないけど、できたら生きていて欲しいなあと勝手に思っている。
それに、近野さんは殺人鬼だけど情に厚い一面もあって、なんかいいんだよね。
そんな近野さんは今回の2巻でも大活躍。
なんか意外だけど、格闘技をかじっているのか、村人と戦闘するんだけど、めっちゃ強いのだ。
園田君の方が強そうなイメージだけど、彼はまったくの非力らしく、戦闘はダメなんだとか...だから、近野さんが戦うのである。
しかも、その戦うスイッチが入った理由が、村で知り合った八重ちゃんという18歳の女の子が殴られたから。
さすが、情に厚い近野さん、ブチ切れて、腕に特殊な手袋を装着し村人たちをバッタバッタとやっつけるのだ。
主人公の園田君もちょっとだけ戦いに参加。
外道の歌のスピンオフという事もあり、残虐な場面がそれなりにあるのかなあ...と思っていたけど、フタを開けてみればそんなになかった。
でも、園田君と近野さんの性格というか、どういう人たちなのか...というのが描かれていて、今後の物語的にはとても大事なストーリーになったんじゃないかと思う。
あと、近野さんが虹彩異色症:ヘテロクロミアという事実もこの物語でわかる。オッドアイとも言われているもので、目の色が右と左で違うというもの。
日本の芸能人では奥菜恵さんがそうじゃないか、と言われている。
で、近野さんはこのヘテロクロミアが原因で最初の殺人に手を染めてしまったのだとか。これは園田君も知らない事実なんだけど、それをなぜか八重ちゃんには教えるのであった。
なんか仲良しになると言っちゃうみたいね。今後、園田の歌でも近野さんの短編があるかもしれない...というか、ぜひ描いてもらいたいストーリーである...ちょっと期待。
まあ、この2巻のメインのお話は、村の風習によって狂った村人達を描いているんだけど、そんなことよりも、園田君と近野さんがどういう人物かって言うのがより詳細まで理解できたことの方が良かったなあと思う。
外道の歌ではちょっと園田君のことは嫌いだったけど、この園田の歌を見て、そうでもない気もしてきたのは僕だけじゃないはず。
とりあえず、外道の歌を好んで見ているなら、この園田の歌も絶対に見た方がいいと思う。
いろいろ、人間模様を知ることで、より物語を楽しめると思うので。
というわけで、今から外道の歌の9巻を読むとするか(笑)。
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