実はメイドインアビスはずっと気にはなっていたけど、長年読むのを避けていた。
なぜなら、あの絵の感じがそんなに読みたい気持ちをそそられなかったからである。そう、単純に絵の好みの問題で読まなかったのだ。
でも、暇な時にU-NEXTのアニメでメイドインアビスを見て、「なんじゃこりゃ!?めっちゃおもろいやん!!」となり、アニメの続きをマンガで読もうと思ったのである。
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ただし、好き嫌いはあるだろうね。この絵の感じでまさかグロい描写もあるなんて、ほんと想像をいい方に裏切られて、僕的には驚きの作品。
まあ、ここ最近で一番ビビッときたマンガだったので、これは多くのマンガ好きに読んでもらいたいと思ったわけだけど。
ちなみに、この記事はちょっとネタバレをしつつ僕の感想を書いているので、ネタバレ禁止!という方は見ないでくださいね。よろしくお願いします。
1巻は世界観と旅立ち!面白くなるのは2巻から?
1巻ではざっくりとメイドインアビスの世界観を知ることができる。これは読み進めるにつれてわかることだけど、この世界観がかなりしっかり作り込まれている。
そのおかげで面白さが加速していくんだろうと思っている。1巻よりも2巻、2巻よりも3巻という感じで、読めば読むほどこの世界観に引き込まれていくこと間違いなし。
まさか、1巻がこんな感じなのに3巻であんなことになるなんて、誰も予想していないのではないだろうか。まあ、それはおいおい書いていくことにしようと思うけど...。
とりあえず、1巻ではメイドインアビスというのはどういうマンガなのか、というのと、リコとレグの旅立ちが描かれている。間違っても1巻で読むのをやめるなんてことはないようにお願いしたい。
ほんと、マジでおもろいから。といっても物語が動き出すのは2巻以降。
第1話|大穴の町オース~リコの裸吊りと大穴アビス~
メイドインアビスの舞台となる大穴の町オース。1900年前に見つかった直径約1000メートル、深さは今だ不明の大穴で、未知の生物や今の人類では作ることができない貴重な遺物が発掘されることから、一獲千金を狙う冒険家があつまり、大穴に挑む者たちは「探窟家」と呼ばれるようになった。
また、その探窟家たちが大穴の入り口に拠点を作り、その拠点が発展することで出来た町がオースというわけだ。
1話目の登場人物は主人公のリコとレグ、その孤児院仲間の賢いシギー、リコの事を好きなナット、幼くてかわいいキユイ、孤児院のリーダー、院長、黒笛のハボさんとハボさんの奥さん。
リーダーはこれからのあらすじに深く関係してきそうな気がする。あと、ハボさんもどこかで重要な役割を果たすんじゃないかと妄想。
メイドインアビスでは笛の色によって大穴アビスに潜れる深さが決まっていて、白笛は無制限でどこまでも潜ることができる。主人公のリコは白笛目指して頑張っているが、まだ駆け出しの赤笛である。
白笛は数人しかいない探窟家のランクとしてはトップクラス。ちなみに、リコの母親も白笛、だからなのか並々ならぬ意気込みでリコは白笛を目指している。
とこんな感じで1話ではいろいろな設定を知ることができるわけだけど、一番驚いたのは孤児院の罰則の「裸吊り」、罰則違反で重大なものになると裸の状態で縄で縛られて吊るされるというものらしいが...。
この時点で、あれ、このマンガちょっとおかしいぞ...と思い始める(笑)
第2話|樹住まいの化石群~ベニクチナワとリコとナット~
2話ではリコとナットがメイドインアビス初の探窟をするわけだが、ほんと地味に山を削ったり、草木の中に隠れている遺物を発掘をするのである。
まあ、地味なのでそこまで探窟に関しては書くことがない。ただし、リコにはある大きな目的があってめちゃくちゃ気合を入れて探窟作業にいそしんでいるわけだけど......。
そこで大きな事件が起こるのである。
探窟が終わって帰り支度をするリコ、荷物が重すぎて大変だからとナットに手伝ってもらおうとするが、ふいに遺跡の巨大な原生生物「ベニクチナワ」に襲われているナットが目に入る。
リコはナットを助けるために命懸けの行動に出るわけだが、命の危険があるにもかかわらず後先考えずに助けてしまうリコの危険性が垣間見えたシーンでもあった。「こいつバカだな...」と(笑)
この後、物語の中心人物である遺跡のロボット「レッグ」との衝撃の出会い、そこから物語が徐々に進展となるわけだが、まだまだこの段階ではメイドインアビスの面白さは発揮されていない。
第3話|元仕置き部屋、リコ私室~リーダーと手が伸びるロボット~
ついにレグと出会ったわけだけど、いろいろ問題も発生。というのも、レグは記憶をなくしていたのである。
あと、気を失っていたレグの起こし方がヤバすぎた。ほんとリコは頭がおかしいんじゃないかと思う...シギーとナットも止めてやれよと(笑)。
まあ、それぐらいじゃないと白笛をほんとに目指すのは無理なんだろうけど。
ちなみに、レグはリコの部屋にこっそり運んだんだけど、リコの部屋は元お仕置き部屋ということもあって、なんか拷問室みたいになっている。
っていうか、こんな道具を子供に使ったら死んじゃうんじゃないの?っていうレベル。ほんとこの世界観はおもろい。ここからさらに加速していくわけだけど...
第4話|ベルチェロ孤児院~アビスの呪いと遺物録~
第4話冒頭で解説される「アビスの呪い」。
この時は「呪い」がまさかあそこまでおぞましいものだったとは正直思いもしなかった。
それこそ、あ~深さによって吐き気がしたり、穴という穴から出血したり、人間性の喪失?があったり、最終的に死んじゃうのねえ...ぐらいの感じ。
とりあえず、降りて上がる時に、この呪いによって人間はダメ―ジを負うという設定らしい。この設定が実はかなり秀逸で、物語を面白くしている。ありそうでない絶妙な設定。
この説明を孤児院のリーダーがしてくれるんだけど、この恐ろしい設定を聞いたリコの反応は...
「ってことは、ロボット君なら呪いとか兵器じゃん!?」
と、アビスに降りるという事しか頭にない思考にさすがと思ったのは僕だけではないはず。正直、なぜそんなにアビスの奥深くまで潜りたいのかこの辺りまではまったく理解できなかった。
あと、アビスの遺物には二級、一級、特級というようにレア度に対して等級がつけられていて、レグはそのどれにも当てはならない貴重なもの「奈落の至宝(オーバード)」かもしれないらしい。
なんじゃそれ???
という感じではあるが、このオーバードやらその他の遺物というものがアビスの大穴にあることで、この物語の幅を持たせる重要な要素になっている。
未知の遺物...なんでも可能にしてくれるこの設定、今後どんな遺物が出てきて物語を面白くしてくれるのか...楽しみしかない。
と、ちょっとワクワクするのが4話目なわけだけど、物語はちょっと進行して、ある方法によってレグを孤児院に入れることに成功する。
そして、最後にライザという白笛の話が持ち上がる......。ここから物語は加速していく。
第5話|復活祭~殲滅のライザとリコの出生~
ライザの笛を黒笛のハボさんが持ち帰った。物語はここから急展開を迎えるわけだが、この時はまだそれがどれくらいすごい事なのか僕はわかっていなかった。
ああ、笛が見つかったのね。じゃあ、ライザは死んじゃったのかなあ・・・
それくらいの気持ちだった。でも、実はそんな簡単なことではなかった。これは3巻まで読んだから思う事でもあるんだけど、いろいろなところに、伏線があるのもこのマンガの面白さ。ああ、おもろい。
話は戻って、ここで笛の色の基準がざっくり解説されている。
・見習いの赤笛
・一人前の蒼笛
・師範代の月笛(リーダー)
・達人の黒笛(ハボさん)
・人の限界越えの白笛(ライザ:リコの母)
というわけで、5話では笛の解説のほかに、メインストーリーとして白笛の英雄、殲滅のライザのお祭りがおこなわれるわけだが、この祭りのさなかリーダーがどういう経緯でリコが生まれたのか、出生の秘密を明かす。
この話を読んで如何にライザがリコを大切に思っているのかがわかるわけだが、そんな簡単な話ではなかったりする。深界4層から帰ってくることの過酷さとかね。それとリコの眼に関しても後々すごい事実が判明しそう。
まあ、この5話はいろんな情報が盛りだくさんなので、メイドインアビス1巻の中ではもっとも重要な話なんじゃなかろうか...まあ、それは読んでもらえばわかると思います。
へえ、リーダーってそうなんだ。え、それはリコがもらうの。いや、一緒にいたもう一人は誰?え、レグってやっぱり・・・などほんと盛りだくさん(笑)
第6話|予兆~ビビりのレグと夜の対立~
はじまり1ページ目でライザの屈強さ(異常な強さ)が垣間見えるわけだが、それは読んでもらえれば分かる。ああ、どんなシーンでこの原生生物たちは現れるんだろう...。
話はもどり、ナットとレグの探窟場面になるのだけど、そこで骸骨がお祈りしているシーンがある。
ナット「2000年前の遺骨なんだとよ、みんなこのポーズなんだぜ」
これにはすごく深い意味があるんだろうけど、この先、どういう形で伏線が回収されるのか楽しみ、楽しみ...そういえば2話でもリコが発見してたな。
あと、この探窟前夜にリコは母親ライザを探すために、アビスの底を目指す、という話がある。さあ、どうなるのだろう。
あ、それとレグの口癖「度し難い」や「了解した」などもどこかでつながるのだろうと思っているが、さてさて...。
第7話|出発前夜~レグの決心とアビスの姿~
この話ではシギーがアビスの呪いやより深界に行くにはどういう障害が待ち受けているのか...について解説をしてくれている。
この時点でどこまでメイドインアビスの設定が決まっているのか定かではないのだが、かなり先まですでに構想は練られているようだ。つまり、この構想に対して伏線もはられているという事になる。
もう、言葉の節々に伏線があると言っても過言ではない。メイドインアビスが何度も読み返して楽しむことができてしまうのも、このしっかり作り込まれた世界観があるからこそだと思う。
ちなみに、この段階でアビスの穴は、深界一階層から七階層、そして最後が奈落の底となっている。
レグもリコと一緒に奈落の底を目指すことになり、準備にとりかかるんだけど、その過程で協力的なシギーや、寂しいから行ってほしくないナットとのからみがあり、様々な感情がありながら、出発の時を待つのである。
ナットの気持ちもわかるんだよなあ...。いや、もしかしてナットも一緒に奈落の底を目指すのか...物語は続く。
第8話|いってきます!~別れとはじまり~
かなり足早にリコとレッグの出発が決まるわけだが、この即断即決するリコの性格も母親であるライザ譲りなのだろうか...まあ、それもおいおいわかるのだろう。
リーダー、シギー、キュイなど要所で出番がありそうな、メンバーとはここで一度お別れ。さあ、ついに奈落の底へのチャレンジがはじまる。
ナットはどうなったのかはぜひ実際に読んでもらえたらと思う。
メイドインアビス第1巻のまとめ
第1巻は序章中の序章なので、もしかしたら、退屈に感じた人もいるかもしれない。うん、ここでやめる人は少なからずいるだろう。ほんともったいない。
でも、物語はここから加速していくわけで、伏線もいろんなところに散りばめられているから、絶対に読み進めてもらいたい。
この巻で解説された「大穴アビス、アビスの呪い、探窟家、原生生物、遺物など」これらの謎が、巻を進めるごとに解明されていき、さらに新たな展開も加わってくる。
アビスの呪いの恐しさ、白笛の驚異的な戦闘力、原生生物の恐ろしさ、遺物の効果など、どんどん先が知りたい欲求に駆られる内容にもう2巻を読んだら最後まで読まないおさまりがつかなくなってしまうのは間違いなしである。
ただし、ひとつ思ったのが、あの素晴らしい色彩で彩られた壮大な世界観が表現されているアニメを先に見てしまっているだけに、それがモノクロでは再現できないところが悲しく気もする。
アニメ版は4巻途中で止まったままだけど、是非この素晴らしい世界観が表現されているアニメ版を見てもらいたいと心から思う次第である。
U-NEXTという動画配信サービスで全話見ることができる。
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というわけで、さらに強烈な面白さが展開されるのは2巻以降となるので、ぜひ次の巻も読んでもらいたい。
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