掲載雑誌：夜サンデーで公開中、望月帝先生の漫画『春駒 ～吉原花魁残酷日記～』１１話のあらすじとネタバレ感想記事になります。
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ちなみに、この物語は実在した花魁・春駒が書いた『光明を芽ぐむ日』『春駒日記』をもとに漫画化した大正時代の花魁の物語。
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【１０話のあらすじ】
入院中の春駒は、19歳の小町さんと意気投合するも、ちょっとしたすれ違いから避けられるようになってしまう。その理由は、春駒が人にこびず自分の気持ちを通す強い気持ちを持っている...ということに小町さんが劣等感を感じてしまったからだった。二人はその後、ちょっとしたトラブルを乗り越えてわだかまりは解消、良き友人として新たな仲間を得た春駒であった。
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漫画『春駒 ～吉原花魁残酷日記～』第10話ネタバレ感想！小町と春駒は仲良くなれない？
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春駒１１話｜退院の許可が出た春駒の苦悩の日々
小町さんとのわだかまりも解け、楽しい入院生活を送る春駒...しかし、その生活は長くは続かなかった。
2週間後、小町さんは退院し、その翌日に春駒も退院することになったのである。
また、あの地獄に戻るのだ...春駒はそう考えるだけで涙があふれ出てくる。
そんな春駒の気持ちとは裏腹に、同じ入院している女たちは「おめでとう」と言う。そう、働かないとお金が稼げないからだ。
荷馬車に乗って吉原に向かう春駒は思う...あの地獄から逃げ出したい。
しかし、逃げるところがあるのか...家族の元へ...いや、街中…お金もないのに.........。
そう、逃げる場所などどこにもないのだ。
何と悲しい事か、春駒は退院することで、また地獄へと戻るしかないのであった。
なかなか、前向きに仕事をすることができていないだけに、借金の返済は滞っており、返すめどはたっていない...頑張るしかないのである。
そして、地獄へ舞い戻った春駒に楼主は言う「今夜から働いてくださいね」と。
春駒に残された道はひとつ...借金の返済。
晩御飯になり、冷たいご飯におかずもなし。これならまだ入院での食事の方がよかったのではないか。
花魁たちも、文句を言うが、直接楼主に言えるわけでもなく、冷たい飯を食べる女たち。
その冷たいご飯さえも楼主の金稼ぎのための戦略だったとしたら...そう、花魁たちを飢えさせて客に出前を取らせて儲けようと考えていたのだ。
まあ、人の事をお金儲けの道具としか考えていないような男だからしょうがないと言えばしょうがないが、春駒に幸せは訪れるのかと思ってしまう。
こんな地獄の様な場所から逃げることができない春駒はどうやって復讐を遂げるのだろうか...。
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『春駒 ～吉原花魁残酷日記～』１１話の感想
退院した春駒だけど、また地獄のような日々を送ることになるんだろうなあ。
小町さんとは連絡を取り合うみたいだけど、労働環境があまりにも悪すぎて本当にかわいそうとしか言いようがない。
楼主が儲けるために、花魁たちの食事を質素にするなんて...信じられないようなことを平気でやってしまうのである。
それこそ、いつか憎まれて誰かに復讐されてしまうんじゃないかと思ってしまう...春駒が復讐するまでもないんじゃないかってね。
とは言え、この楼主が花魁たちを買って、そのお金で借金を返済しているわけだから、助けてはいるんだよな...。
まあWIN-WINの関係ではないから、いつか破綻するのは目に見えているけどね。
しかし、ついに次話...春駒に動きが！？
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