前回のあらすじ
リコがナナチを探して、成れ果ての村を探索、ナナチが見つかるもベラフに捕らわれの身となっていた。
救出しようとするも、呼び込みという成れ果ての村ならではのイベントが発生し、リコはオオガスミとの交戦に巻き込まれる。
そこで、白笛プルシュカの本当の力が発揮され、レグが降臨。やはりレグは遺物なんだ、というのを再認識したわけだが、ナナチの救出はどうなるのか…。
その後、レグがファプタにあるお願いをしに行くが、そこで初めてファプタの願いを知ることとなる。
８巻ではファプタの出生の謎から成れ果ての村がなぜできたのか...など、この成れ果ての村の起源が描かれていくのである。
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メイドインアビス【第７巻43話～47話】感想とネタバレ！つぼミーティとナナチ救出！？
前回のあらすじ ついに六層に辿り着いたリコ達を待ち受けていたのは、成れ果てだらけの村だった。 その村では通常の世界とは違った価値と価値の交換が行われており、しかも、その交換の幅広さは命さえも取り扱えて ...
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第48話｜羅針盤は闇を指した～リコが落としたやつ～
リコが大事にしていた星の羅針盤、やはり重要な遺物だったようだ。しかし、まだその本当の力を発揮していないように思うんだけど...指し示す場所に持って行ったら何かが起こる気がする...。
まさか、ヴエコがアビスの大穴に持ってきていたとは、いろいろなところがつながって一本の線になるのがいい。
48話ではヴエコの過去が明らかに。ヴエコは黄金郷を目指した決死隊「ガンジャ」のメンバーだった。しかも、その中で三賢という重要なポストの一人。
ちなみに、三賢メンバーはワズキャン・ベラフ・ヴエロエルコの３人。なぜ三賢なのかは不明だが、とても重要な立ち位置の様だ。
ベラフは今では蛇の様な成れ果てへと変わっているが、この時はかなりカッコいい。そして、何よりも目がすごくきれいなのだ。
これはヴエコとベラフの会話にあったんだけど、「美しさとは眼だ」というところがある。
「その憧れの眼差しこそが美しさの本質である」と、言っている。メイドインアビスを読んでいると、この「眼」についていろいろなシーンがあることを思い出す。
リコの眼はアビスの呪いでメガネをかけなければ頭痛に苛まれる不可解な症状を起こすようになっている。これは覚えているだろう。
次に、プルシュカも目がとてもきれいに描写されている、これはミーティも同じである。
一方、オーゼンは闇しかない眼をしているし、三賢のワズキャンとベラフの眼も普通の人とは違う描写で描かれている。
そして、アビス史上最高の眼の持ち主がライザである。あの２巻最後のページのライザの姿、眼差しはもうまぶしすぎるほどきれいなのだ。
このことからも、眼がとても重要な役割を担っているのは想像できるんだけど、いつかリコが絶望し、眼が闇となり、そこから復活というありふれたストーリーに発展してしまうのではないかと危惧している。
そんな当たり前のストーリーはメイドインアビスには求めていない。つくし先生はどうするのかな？
そうそう、そういえばファプタの眼も特別な描き方がされてたなあ...。
おっと、本編からはズレまくったけど、三賢率いる決死隊「ガンジャ」は大昔、まだ大穴の町オースができる以前にアビスの大穴に挑戦した探窟家の集団だったんだなコレが。
ん...つまり、そんな何年も何十年も前に６層に辿り着いたのに、ヴエコは当時とほとんど同じ状態？髪が伸びたぐらい...どういうこと？
成れ果ての村では時間がほとんど経過しないんだろうか、そもそもの時間軸がかなり違うのかもしれない。まあ、この辺もこれから明かされていくんだろうけど。
第49話｜黄金郷～干渉器との生活～
ワズキャン率いる決死隊「ガンジャ」はほどなくして六層（ショウロウ層）に辿り着く。そこで目にしたものはまさしく黄金郷だった...しかし、たどり着いて初めてわかることもある。
そう、アビスの呪いである。六層から五層に上がる時の上昇負荷（呪い）「人間性の喪失もしくは死」というもの。
ボンドルドはこの問題をカートリッジという方法を用いて、呪いを押し付けることに成功したわけだが、なかなか簡単にできるような話ではない。
ただ、オーゼンが「渡りができない生物」ということを言っていたが、もしかしたら、何かしらの方法を用いることで、階層をまたぐことも可能なのかも...。
まあ、アビスは何でもありだからね。一気に羽が生えて地上まで帰れるようになるかもしれないし、レグのようなロボットに変身する遺物があるかもしれないし、やろうと思えば何とでもなるだろうけどね。
話を戻して、ワズキャン達は、ショウロウ層へ辿り着いたが、呪いのおかげで地上に帰ることができなくなってしまったわけだ。
まあ、何の情報もなく挑戦すればそうなるだろうね、という感じだが、それでも、諦めず、この六層で生き残るためにいろいろと奮闘する。
その中で大きな変化をもたらしたものが、水と卵のような遺物である。この二つが物語を大きく進めていく。
第50話｜欲望の揺籃～願いを叶える卵～
そういえば、忘れていたけど、六層につくなり干渉器なるロボットたちが接触してきて、いろいろとワズキャン達のお手伝いをしている。
この干渉器は各階層に設置されたらしいのだが、一体誰がどういう目的のために設置したのか...謎しかない。
その干渉器が教えていくれた水場の水を飲んで大変なことになるのだが...実は、その水は水ではなく、生物だった...という、なんともひどい話。
それを、水だと思って飲んでしまうと、その生物に岩にされてしまうという、もう水が無い世界でそんなのやめろよ...という感じではあるが、一気にワズキャン達の隊は絶望できな被害を被ってしまう。
そんな時に、見つかった卵の形をした遺物。これはオーゼンの基地に何個もあった卵型の遺物に似ている...あの時、下の層に行けば行くほど模様が複雑になるって言ってたけど、六層になるとこの願いが叶う卵になるのかもしれない。
前に死んだ人はアビスの大穴に帰る...というのがあったけど、そういう人たちの思いが下の層へ溜まって、遺物となってるのか...いや、そもそも、アビスの大穴自体が巨大な生物で、そこに遺物という餌を置いて食べ物を集めて、アビスがそれを飲み込むという事なのか...まあ、考えても答えは見つからないが。妄想は膨らむばかりである。
まあ、ただの穴に力場とか不要なわけだから、アビスの大穴が生き物説は意外とあるんじゃないかと思っている。
おっと、また、話が脱線してしまったけど、この願いの叶う卵は本当に願いが叶うんだろうか。水生物のおかげでイルミューイも動けない状態になり、そのイルミューイに対して欲望の揺籃を使うわけだが。
なんか、それこそメイドインアビスの本領発揮というような状態になってしまうのである。まあ、そこから生まれたものを食べてみんなは一命を取り留めたわけだが...。
第51話｜願いの形～ワズキャンの陰謀と望郷～
願いの形は様々である。イルミューイの場合は、子供が産めない体だから母親や兄に捨てられてしまった、という過去もあって、願いの叶う卵に子供が生みたいと願ったのだろうか。
その結果、子供が産めるようになったが、それをはたして子供と呼んでいいのだろうか...食べる器官もない、生まれた翌日にすぐ死んでしまう生き物を...まあ、その生き物を食すことで隊のメンバーは命を救われたわけだが...。
そして、ワズキャンはさらなる仕打ちをイルミューイに与える。そう、ひとつだけでなく、二つ目の願いの叶う卵をイルミューイに宿したのだ。
その結果、どうなったのか...イルミューイはどんどん巨大化し、そう、最終的に、成れ果ての村となるのである。まさか、あの村がもとは人からできたものだったなんて。
正直、想像もしていない結果だった...予想できた人はいたのか？いや、いないだろうね。あの村自体がもとは人だなんて...。そして、そのイルミューイが最後に残したものがファプタだった。
そして、そのファプタの願いは『母親の解放』
なるほど、だから、ファプタは成れ果ての村を滅ぼしたかったのか...でも、膜があるからファプタは村に入れない。入れないから、レグに頼んで村を滅ぼしてほしいと頼んだのか。
ふむふむ、これは面白くなってきたぞ。この話には先があって、母親を解放した暁にはファプタは旅に出ることになるらしい。
つまり、リコ達と冒険をするのかな。ナナチとファプタって祝福を受けた生物同士みたいだから、なんか新たに子供が産まれたりして...知らんけど。
まあ、これは９巻から激動の予感である。はあ、ここから10ヶ月もまたないといけないのか...なげえな...度し難い。
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