漫画ナリカワリ【３巻21話～31話】感想とネタバレ！万里雄と北条セレナの恋の行方！？

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前回のあらすじ
万里雄の憑依ステッカーを奪いに来た神宮紫苑を返り討ちにし、ますます万里雄は自分のチカラに酔いしれる。

そして、葉暮もりいはそんな陶酔している万里雄に惹かれ、より万里雄がヒーローになれる状況を作り出そうと、間違った方向へ進みだすことに。

そんな時、謎の軍団が憑依ステッカーを使用してテレビジャックをし、５人の命を奪うのであった。

３巻ではテレビジャックした謎の軍団の一人との攻防と万里雄のヒーローとしての根本を揺るがす出来事が発生する。

雑な設定は相変わらずいくつかあるけど、3巻も相変わらずスピード感があって面白かった。

第21話｜ストレス

前日のテレビジャックの影響で学校でもその話題でもちきりの中、胸中穏やかではない万里雄。

志として「悪を退治したい」という思想は同じだが、殺人を犯すのは絶対に間違っていると万里雄は考えているのだ。

何とかして謎の集団と接触し阻止したいと考えるが、どうすることもできずにイラつく万里雄...。

その時、目の前を通る複数の女子達...そう、新藤翔のいじめは無くなったが、まだ学校にいじめは蔓延していたのである。

しかも、可愛いからという理由でいじめられているという、なんとも意味不明の状況...いや、でも実際にそんなことが現実に起こっているのか。

いじめはしょうもなさ過ぎて意味不明...案の定、万里雄が首を突っ込む。

にしても、こんないじめをする女子が本当に存在するのか...いるとしたらクソ以外の何者でもないな。

なんか万里雄は困った人を見つけると喜んでいるようにさえ見えるんだが...それってもう正義じゃないよね。まあ、助けられた方はうれしいから全然OKか。

第22話｜接触

安藤万里雄はいじめっ子のリーダー金城寧々にナリカワリ、あっという間にいじめ軍団を撃破。

まあ、いじめしてて、動画撮ってたら、それを拡散された時点で社会的死は免れないわけで...いじめを止める効果としては抜群だな。

とは言え、万里雄はある疑念を抱いていた...その疑念とは、一部のいじめを防止したところで、すべてのいじめがなくならないということ。

結局、あのテレビジャックの様に、大々的に粛清をする必要があるのか...という考えが頭をよぎる万里雄...バイブを握りしめて(笑)

たしかに、ひとつのいじめをやめさせてたところで、別のいじめは無くならないだろう。自分はバレないと思ってるだろうし。

にしても、実際にテレビで、いじめ動画が拡散されて学生さんが警察沙汰になったりしてるけど、あれってあの後どうなってるんだろうね。停学が...いや退学？

実際にいじめられてた人達からすると、それでも気は収まらないと思うけど...最低の事をしたんだからそれなりの制裁があってもそりゃしょうがないわな。

いじめなんてやる意味無し。イジメ反対！

第23話｜喧嘩

いじめ問題をすぐに解決するも、また立て続けに別の問題が発生。

なんと、テレビジャックした謎の軍団の一人が万里雄の学校の体育教師・本間丈裕にナリカワリ現れたのである。

目的は万里雄の勧誘。思想としては「弱者を救う」ということで同じだが、そのあまりに過激な行動に万里雄は仲間になる事を拒否する。

ちなみに、ここでもちょっと違和感を覚えるんだけど、謎の軍団の行動に対して"悪に対しては殺しさえもいとわない"というのはいいんだけど、一応正義を振りかざしているはずが...なぜか話をしながらサッカーボールをめった刺しにしている。しかも何個も...。

いや、そんなにボールをめった刺しにしたら、それはもう悪じゃないのか...と思ってしまうのは僕だけだろうか...。

悪をめった刺しにすればいいのに、なぜかボールをめった刺し...う～ん、やっぱりこの辺の雑さが違和感しかない。いや、漫画自体は面白いんだけどね。

第24話｜クズ VS クズ

誘いを断った万里雄に対して、本間（ナリカワリ）は殺し合いをしようと提案。

実は、この体育教師の本間も生徒に対して体罰やセクハラを強要するクズだったのである。だから、いじめのリーダー（クズ）と体罰教師（クズ）で喧嘩をすればエコだろ...と。

いや、にしても、この学校はクズが多すぎだね。もうこんな学校はやめた方がいいんじゃないかってレベルでクズが多い(笑)

第25話｜予期せぬ乱入

逃げる万里雄...追う体育教師...。

いや、この体格差で体育教師に勝たないといけないとか...いや、無理ゲーじゃね？

でも、万里雄はクズを両方とも助けようとするわけだけど、それに感化されて北条セレナも動き出す。

この北条セレナが万里雄に大きな影響を与える存在になるんだけど、まさかあんな結果になるとは...。

第26話｜彼の願い

万里雄の奇策も失敗し、いよいよイジメのリーダー寧々が本間にとどめを刺されそうになったその時、葉暮もりいが女子生徒にナリカワって２階からダイブして救助に入る！？

いや、普通の女子高生が２階からダイブ？いや普通に無理だろ(笑)

そして、万里雄君、そこは突っ込まないと...「もりい、そんな高さから飛び降りちゃダメだろ！！」って。

ほんと、雑なんだよな。足の骨が折れてもおかしくないだろって思うんだが...もう、テンションが上がったら滅茶苦茶しだすから笑ってしまう。

寧々は寧々で、クズっぷりを発揮して、「本間を殺せ」とか言い出すし...ほんと困ったものである。万里雄も大変だね。

第27話｜救済

万里雄の前で寧々が頭を撃たれてしまう。まあ、自分が助かるために人を殺せ、と命令するような女だから、この結末もしょうがないように思えるけど...。

そして、たまに回想シーンで登場する万里雄のお母さん...いったいどんな人なんだろう。

にしても、謎の軍団はよくこんな無駄なことに大事なステッカーを２枚も使うよな...そんなに万里雄を仲間に引き入れることが重要なのか？

別にステッカーを使わなくても引き込むことができたんじゃないか...。

第28話｜ヒーロー崩壊

結局、万里雄は目の前の暴挙を止めることができなかった...テレビジャックを見た時に何としても止めると思っていたのに...。

しかも、体育教師の本間も同じように銃で頭を撃たれて一連の事件は終息を迎えるのであった。

そして、万里雄は謎の集団の一人にサトされるのである...おまえは自己満足（オナニー）をしているだけだと。

たしかに、その通りである。万里雄も反論することができず、もろくもヒーローとしての心が崩壊してしまうのだった。

第29話｜カースト消失

一連の銃撃事件から学校は一変する。

今までスクールカーストの上位層だった生徒に対して、ついに下位層の生徒たちが動き出す。

そう、万里雄が新藤翔のいじめを撲滅しても、なくなることが無かった学校のいじめが、謎の軍団の起こした事件がもととなり無くなりつつあったのである。

むしろ、逆に、上位層が食われるような状況になってしまい、それはそれでなんかおかしな感じになっているようにも思えるわけだが。

マイカ

弱者の仕返しが限度を超えてて笑ってしまう...いや、それはやりすぎだろう(笑)

たしかに、もし、あんな強烈な事件が起きれば、いじめは無くなるよな...だって、殺されちゃうかもしれないから。

やはり、何かをやめさすためにはそれなりに強力な制裁が必要になるのか...そんなのなくてもイジメなければいいだけの話だが、構造としてイジメはなくならないのか...。

第30話｜北条セレナ｜第31話｜嫌いな貴方

北条セレナもまた本当に苦しんでいた一人だった。何もしていないのにイジメられる毎日、そんな地獄から救ってくれたのが万里雄だったのだ。

そのことを万里雄に伝え、自暴自棄になっていた万里雄にまた光が差したのである。

たしかに、自己満足で人を助けていたかもしれないけど、それでも、助けてもらった人からすると本当にうれしいだろうね。。だって、なかなか自分では脱出できない事っていろいろあるわけで。

そこに、ちょっとした何かが加わるだけで変えられることって意外とたくさんあるような気がする。でも、イジメを注意して、逆にイジメの矛先がこっちに来たらつらいよね。

だから、なかなかイジメがなくならないんだろうけど。まあ、万里雄も自己満を肯定してくれて良かったね...葉暮もりいは悪魔のような顔をしてるけど...４巻も盛り上がりそうな雰囲気だ。

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鬼畜憑依編｜OL・網山の場合-vol.3-

OLさんが友人のためにスケコマシ野郎をやっつけるという話だけど、このOLさんも憑依ステッカーを持つことで変わってしまうんだろうか。

やはり大きすぎる力というのは、あまりよくないのかもしれない。器に合った力じゃないと、破綻してしまう。

そうなると、やはり重要なのはどういう器になるのかってことか...うん、頑張って器を大きくしよう。

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