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ザ・ファブル【第18巻185話~195話】感想とネタバレ!怪人山岡一味との遭遇

 

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第185話|おとぎ話の男・・・。些細なことに気づく男、佐藤

いきなり裸の佐藤君。ヨウコの家の監視カメラを確認するために、クロちゃんにPCを持ってきもらう。

ファブル1巻では、ヨウコの携帯電話の登録名は「他人」だったのに、今ではヨウコを助けるために行動している。最初の頃に比べるとかなり人間味が出てきた...なんかちょっとうれしい自分がいる。

一方、山岡一味が潜伏する倉庫では、スズムシくんがどんどん精神的に病んでいくわけだが、こんな時でもマツさんはあくまでも冷静に今後どういう風に動くのかを考えている。

だが、この考えさえも山岡はすべて読み切っているのだから恐ろしい。長年殺し屋として生きていくうえで、この未来予測能力の高さは必須だったのだと推測する...ほんとにこんなのいたら終わりだな。

とは言え、スズムシ君にもわずかな光が差すこととなる、山岡がミサキ拉致を命令したのだ。さあ、どうなるミサキ!?

 

第186話|解かれる男・・・。いい味出してる社長トーク

186話は佐藤と社長のやりとりから始まるんだけど、この何とも言えない会話のやりとりがたまらなく好きなのは僕だけだろうか。

南先生のこういう普通のことを普通に書けるのがほんとすごいと思う...まあ、僕なんかにすごいと思われたくもないだろうけど...。

鋭いようで鋭くない感じが絶妙(笑)

 

そして、物語がまた少し動く、山岡の気まぐれなのか、マツが解放される可能性が出てきたのだ。

正直、この時点での僕の推測としては、絶対に殺られるんじゃないかと思っていた...でも、ただ何の意図もなく開放するなんて山岡らしくないんだよな。

ミサキの拉致、ヨウコの突入、マツの行く末、佐藤、そして、一番気になるスズムシの未来...いや、うそ、ちょっとしか興味ない。

 

第187話|戻らない男・・・。やっと解放される?

ついにマツが解放されることに...、しかし、ユーカリに車の中で衝撃的なことを告げられる。

「この通りを50mほど行ったらあんたの隠れ家なんだろ?」

これの意味するところは、マツがヨウコと計画していたことが、すべてバレていた可能性があるという事だ。

そして、車から出て解放されるマツに対してユーカリは銃を向けるのであった...撃ちはしなかったが。

これは山岡ゆずりなのか、嘘と本当を絶妙なバランスで組み合わせて常に自分に有利な状況を作るのが上手いように感じる。

アザミと山岡の会話でもそうだけど、山岡の発言は、どこまでが本当で、どこまでが嘘なのか全くわからない。そんな会話術を弟子であるアザミ、ユーカリは身に付けているのだろう。

こんなやつらに目を付けられたら絶望しかないな、マジで。マツさんお疲れっした!

 

山岡について...。

山岡はボスをして最高傑作と言わしめたファブル佐藤に対して、並々ならぬ執着がある。

これって、ただ強さに興味があるからなのかなあ...と最初は思っていたけど、実際は違うんじゃないかと。ただ、佐藤が怖いだけなんじゃないかなって。

山岡はすべての物事をストーリー仕立てにして脚本を書くわけだけど、この脚本通りに行かないかもしれない、最高傑作ファブルに恐怖しているんじゃないかと。

今まで、ほぼすべて思い通りになってきた山岡に対して、もしかしたら、思い通りにならないファブルにワクワクしていると感じているが、、潜在的には恐怖もある。

まあ、それは、ファブルとの決戦時にわかることだけど、ことごとく予想を裏切っていくのが南先生のすごいところ。どうなるか楽しみでございますなあ。

 

第188話|狼狽える男・・・。狼狽えるマツがカッコいい

さあ、ヨウコとの計画がばれているかもしれないことに気づいたマツ!?

すでに解放されたこともあって、もしヨウコが突入すると1人で山岡一味と対峙することになる。それはもう、負け確としか思わないわけで。

そこで、どう動くのか、狼狽えるマツ、助けに行くのか、見捨てるのか...さあ、どうする!?

 

一方、家路につくミサキ。そして、そのミサキの拉致をたくらむ、スズムシとユーカリ。

こんな方法を使われたら、誰だって捕まっちゃうよね。ただし、誰でもできる事ではないからそのへんはちょっと安心。

そこへ、佐藤ことファブル参上!!

 

第189話|新入りの男・・・。恐怖の新入り入社しました

ミサキと一緒に帰るべく、佐藤は自転車に乗って公園へ。

この時、佐藤は一台のミニバンに目が止まる。そう、スズムシとユーカリの車である。

佐藤はこのへんの危機回避能力に長けていて、ちょっとでも空気感が違うとすぐに気づく。子供時代の山籠もりがこの感覚を養ったんだろうか。

かくしてミサキと一緒に佐藤も攫われてしまうわけだが、俳優顔負けの演技力で弱者を装うんだけど、この技術はすごく有効だと思う。

ちゃっかり山岡までも騙してしまうこの演技力。今までどれだけの人間がこの演技力に騙されて消されたのだろうか...と勝手に想像。

スズムシは新入りが入ってちょっと希望を持ってるし...脇役もしっかりストーリーに組み込んでくるのがまたいい。

かくして難なく倉庫に潜入することに成功した佐藤...さあ、どう動く。

にしても、車から出る時、弱者の気配を身に付けるためにやったお得意のルーティーン「変な顔+額トントントン」

1巻で関西弁をしゃべる時のスイッチとしても使ってたけど、これはいつ開発したんだろう(笑)

 

第190話|攻める女・・・。いや、考えて攻めようや

一方、マツが解放された事やミサキと石原君が拉致られた事など知る由もないヨウコ。

21:45分のアラームとともに決戦の場所に移動する。

倉庫の中ではスズムシが死ぬほど考えて、山岡にあることを申し出るが、その考えも結局自分の首を絞めるだけのものとなる。

こういう場合、どうすれば助かるのかいろいろ考える必要があるわけだが、次元が違いすぎて何が正解かわからない...僕ならどうするかな。

 

ヨウコが到着して、待っていたのは、狼狽える男、マツさんであった。

なんだかんだで、マツさんはいい人なんだよな。正直、全員無事で生き残ってほしいけど、そうはさせないでしょうね。南先生は。

一旦、引くことを事を提案するマツさんに対して、攻める女ヨウコは一人でも行くと息巻く。

いや、ヨウコさん、あなた優秀なんだからもっと考えて行動しようよ...と思ったのは僕だけではないはず。

そこへユーカリが車から出てくる。。。

 

第191話|怪演の男・・・。最悪を想定しなかった結果

マツとヨウコはユーカリとともに倉庫へ。

そこに待つのは山岡一味。

正直、はなからヨウコとマツだけでどうにかなるレベルではないわけで、ヨウコは家族の復讐という呪縛に縛られて思考が少し停止しているように思えてならない。

すべての事柄に対して最悪を想定して動いていれば、こんな自体にならなかったはずなのに。

まあ、そういう風に動かす山岡がすごいんだろうけど。

 

第192話|許せない男・・・。キレるところが意味わからん

すべて山岡の手の上で転がされてたヨウコとマツ。

そこで、山岡の性癖ともいえるような、ねじ曲がった思考が垣間見える。

この男は物事がストーリー通りに進行しない事に対して異常なほどの怒りを覚えるのだ。そして、その怒りがそこまで感情として出てくることはないが、その内なる感情で簡単に人を始末しようとしてしまうのが怖いところだと思う。

あと、この山岡一味は連携が素晴らしく、口に出さずとも各自が必要な行動をとっている。

マツとしゃべっている山岡の銃のマガジンをユーカリがそっと渡したり、もう一人のアザミは常に人の動向を警戒している。なかなかにいい連携ではないだろうか。

こんなエキスパート三人をはたして打ち負かすことができるのか...ワクワクが止まらない。

 

そして、そんな山岡の予想を上回る男がただ一人いた...そう、佐藤君だ。

 

第193話|抗う二人・・・。圧倒的な差でやられる

佐藤がいることが分かったことで、ミサキが仕掛ける。

この時のミサキの表情を見てもらいたいのだが、殺気を出さないために、普通に何食わぬ顔で攻撃に転じているのである。

この殺気を出さない、というのは、エキスパートとの戦いではかなり重要で、ほんの少しでも出してしまうと、殺気を察知されて奇襲が失敗してしまうことだろう。

同じくマツも娘のために行動するが、この二人では到底山岡一味には及ばない。もう実力の差が違いすぎ。

こんなレベルの3人を相手に佐藤はどう戦うのか、そして、勝つことができるのか...さあ、本戦開幕だ!!

 

第194話|初対面の男・・・。

ついにミサキちゃんに佐藤の素性がばれる?

なんか、ミサキちゃんもうっすら思い出して、もしかして、みたいになってるし...この二人の今後も気になるところではある。

しかし、今はそんなことを言っている場合ではない、ついに山岡一味と佐藤の戦いが始まるのだ。

佐藤はいつも複数のパターンの中から最善を選択する、この時の最善はスズムシ君。

さすが佐藤と言わんがばかりの立ち回りを見せてくれる...。

 

ここで、僕の考察。

アザミってもしかして、山岡じゃなくてボス側の人間なんじゃないか、とふと思ったのである。

これは何度もこの18巻を読んだから思ったことだけど、何かと、佐藤を見る目がほかの二人と違うのである。

いや、ただ単純に自分の強さを試したいだけか...まあ、わからんけど(笑)

 

第195話|最高傑作の男・・・。

最高傑作の男がついに動き出す。

この時、アザミと山岡がいろいろ話すけど、はなしてその話をどこまで信用していいのか。もし、嘘だったらどうすべきか。

どう戦うのかも大切だが、佐藤は、この戦いの終着地点として何が最善なのかを考えていると思う...たぶん。

どこまでを許容するのか...誰かの死は許容範囲なのか?それとも、誰も死ぬことなくこの窮地を脱することができるのか。

ユーカリとの対戦。

そして、山岡の思ったこと、、、すべてがおもろすぎる。さあ、どうなる佐藤くん。

19巻が楽しみでならない。

 

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マイカ

マイカ

幼いころからマンガ好き。実家の押し入れはマンガで占領され、定期的に母親から苦情が来る。現在は妻の『オタ子』と狭いアパート暮らしなので、マンガは電子書籍で読む派に。口癖は「まあいっか!」なポジティブな楽天家。

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