前回のあらすじ
やっとリコが眠りから覚め、深界六層を目指すための準備を整えて、ナナチを加えた三人で冒険をスタート。
冒険に出てすぐの事、ボンドルドの手下と遭遇。その手下が、生態系を変えてしまうと言われている昆虫クオンガタリを駆除するために深界四層の花畑を焼け野原に。
そして、ついに深界六層への侵入口、イドフロントへ到着。しかし、そこで待ち受けていたのはナナチとミーティの宿敵ボンドルドだった。
ボンドルドに騙されてレグが負傷するも、なんとか脱出し、黎明卿ボンドルドとの熾烈な戦いが始まる。
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メイドインアビス【第4巻25話~32話】感想とネタバレ!宿敵ボンドルド現る!?
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第33話|仮面の正体~子供卿リコとプルシュカ~
時は少し戻って、リコがレグを探すため上昇負荷覚悟で階段を上るシーン。
プルシュカとメイニャの助けもあり、上昇負荷をなんとかやり過ごして階段を上がっていくんだけど、その時、プルシュカの本音が溢れ出してしまう。
「リコ!あたし一緒に冒険行きたいんだ!」
この思いが届けばいいのに...。
今まで、プルシュカがどれほど過酷なシーンに遭遇したことか。それでも、心は壊れることなくまっすぐ育ったプルシュカ。もし、二人の出会いが孤児院だったら...そう思ってならない。
そして、ボンボルドから一時退避することができた3人。なぜボンドルドが死んでも生き返るのか...リコはある特級遺物へと思いいたる。
その特級遺物というのは「精神隷属機(ゾアホリック)」という自分自身の精神を人に植え付けて自分自身を増やす遺物。そんな遺物があるなんて、アビスの文明は一体どうなっていたんだ。
いや、そのアビスの遺物を作れるような高度な文明がなぜ滅んだのか?というのも疑問でしかならない。もしかして、レグはアビス文明の生き残り...謎は深まるばかりである。
リコ達はボンドルドを倒すため、綿密な計画を立ててイドフロントへ侵入。
レグが侵入したレグフロントで見たものは、ボンドルドが洗脳して使い捨てた抜け殻のような人々であった。
そういえばハボさんがこんなことを4巻で言ってたな...。
「そういや何をやらかしたのか海外じゃ罪状不明の指名手配もされててな。懸賞金目当てに近づいた連中も数知れずだが、皆、行方知れずになっちまった。」
もしかして、その行方知れずになった人たちは洗脳されて使い捨てられてたんじゃないか...。ほんとボンドルドは無駄がない。
第34話|逆襲~加工場とカートリッジと白笛の作り方~
レグの侵入に合わせてリコ達はプルシュカを探す。そこへメイニャが現れその後を追いかけて辿り着いたのは、ある特殊な部屋だった。
ナナチ「加工場だよ...ヒトのな」
そう、その部屋ではボンドルドが呪い除けのための道具「カートリッジ」をヒトを加工して作成していたのである。
その作成方法は考えるだけでもおぞましく、「頭の中身と、そっから続く背骨の途中まで、あとは数日間の消費期限を生きられる分のはらわた。それだけを残して他を全部そぎ落とす」という方法。
そして、ナナチは以前、その悪魔のような行いをボンドルドの指示でやらされていたのだ。
ナナチはリコにそのことを告白して発狂しそうになるが、そこに悪魔の白笛ボンドルドが登場。発狂しているナナチを見て「素晴らしい」というボンドルド。
そして、白笛を「命を響く石(ユアワース)」で作る方法やボンボルドの白笛の秘密を語るのだが、やはり会話を聞けば聞くほどボンドルドの思考は常人離れしている。
そこへ、我を忘れ戦闘マシーンとかしたレグが現れる。
その強さはいつものレグとは桁違い、最強体のボンドルドと渡り合うほどの強さを発揮していたのだ。一体レグの身に何が起こったのか。
果たして、この狂人ボンドルドをリコ達は倒すことができるのだろうか...。
第35話|記憶の混濁~火葬砲で前線基地を破壊~
電気を吸収したことで無双の強さを手に入れたレッグ。しかし、それでも遺物兵器をいくつも装備しているボンドルドを倒すことはできない。
一方、リコはボンドルドの生命線である「精神隷属機(ゾアホリック)」を発見。そこで何かを見つけ、ナナチに何かを告げるが...なるほど、これはあれだったのか(秘密)。
この辺は展開がすごいことになっている。ボンドルドとの戦闘でレッグは補足されてしまうが、その状態から前線基地が消し飛ぶほどの火葬砲を放とうとする。リコ達がいるにもかかわらず。
そこで、正気ではないレグを何とか元に戻そうと、危険をかえりみずナナチが飛び出すが、その時、ボンボルドはナナチを制止しようとするのである。このような反応は初めてかも。
そう、ボンドルドにとって人間はどうでもいい存在だけど、ナナチはアビスの祝福を受けた数少ない大切な存在と認識しているようなのだ。
たしかに、振り返ってみても、ボンドルドはナナチを傷付けるようなことは一切していない。まあ、だからと言ってボンドルドを好きになることはないけど...。
第36話|黎明の箱庭~~
レグの大規模火葬砲でボンドルドの箱庭(深界六層)に大きな穴が空いた。(※箱庭・・・ナナチとミーティが呪いを受けた場所)
しかし、ボンドルドはまだ生きている。そして、レグを道連れに箱庭へ。箱庭の下にはたくさんの成れ果てが、ボンドルドはその全ての名前を憶えているようだ。
なぜだろう?興味が無いものの名前など覚える必要が無いと思うのだが...そうか、興味がないわけではないのか...。
ボンドルドとレグは六層と五層のはざまで戦いを続ける。ボンドルドは上昇を繰り返すが、そのたびにカートリッジが呪いを代わりに引き受ける。
このシステムは、ナナチとミーティが呪いを受けた時に使った、呪いを押し付ける側と押し付けられる側に変換することができる装置。それを装着できるように改良した装備のようだ。
あの実験で、さらに高みに登ることができたという事か。
そして、ボンドルドの呪いと祝福について、分かったことがある。なぜナナチは自我を保ったまま成れ果てになれたのか...その答えは、愛情にあったのではないだろうか。
そう、お互いがお互いを強く思っていることが、祝福をもらうために必要だったのではないかと僕は思うのだ。
だから、ボンドルドはプルシュカを本当の娘の様に愛して育てたのではないか、すべては最終的にその愛情を受け取ってアビスの祝福を得るために...。
第37話|世明けの花~ボンドルドとプルシュカの愛のカタチ~
そして、ボンドルドはついにプルシュカに呪いを押し付けて、アビスの祝福を手に入れた。つまり、ボンドルドもプルシュカの事を愛していたという事なのかもしれない。
結果として、ナナチのような獣人に変身することに成功したのだ。この時に発した言葉...。
「次の二千年へ踏み入る準備は整いました」
この言葉は一体何を意味するのか...この時はまったくわからないが、すごく意味深である。
ここで、プルシュカの出生の秘密が明かされる。
これを見る限り、本当に愛されて育ったのかもしれないと思った。ボンボルドも最終的には本当に愛していたのではないか?
愛していたから獣の姿になることができたのではないか、、、真実はわからないが、何とも悲しい話である。
プルシュカの教育係グェイラも、ボンドルドという事になると思うが、そのグェイラとの会話の中で、最終的にプルシュカを呪いで犠牲にすることへの葛藤をにおわせる瞬間がある。
プルシュカ「あたしは夜明けの花、パパの『特別』だから、パパを特別にしてあげるんだ」
グェイラ「・・・・・・そうかい・・・」
この時、一体何を思ったのだろう、プルシュカの愛が届いていたと思いたい。
そして、ボンドルドとの戦いは終わりを迎えるのである。
第38話|挑む者たち
結局、黎明卿ボンドルドはアビスに人生のすべてを捧げる、ただの純粋な冒険家だったのだろう。そこに、悲しみという感情はないように思えた。
カートリッジになってしまったプルシュカも、ボンボルドのために呪いを引き受けることができて、もしかしたら、幸せだったのかもしれない。
白笛問題も思わぬ形で解決することとなり、本当に展開が読めなさ過ぎて、次はどうなる、え、こうなるの!?とワクワクしてしまう。
かくしてリコ達とボンドルドの長く熾烈な戦いは終わり、ついに深界六層への旅立ちの時が来た。なんか長いようであっという間だったがこの先何が起こるのか。
これまでの話はまだ、ただの序章に過ぎなかったのか。ああ、5巻もめちゃくちゃ濃かったな...。
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